三日目はアユタヤへ.バンコクからアユタヤへは観光客向けのバスや船で行くツアーがあり,バスターミナルからも長距離バスが出ているようだが,タイの鉄道にも乗ってみたかったし,渋滞しても嫌だったのでホアランポーン駅から列車で向かう.

一等車に乗ってやろうと思っていたが,乗る予定の列車には一等車は無かったので,二等車に乗る.ホアランポーン駅を出てから少しの間は,線路沿いに人家があったが,しばらくすると田園風景にかわり,その後はずっと南国の風景が続く.

アユタヤ駅で降りると,早速トゥクトゥクの兄ちゃん達に盛んに交渉されたが,適当にその中の一人と話をまとめてワット・プー・カオ・トンに向かう.最初はそこまで50バーツということだったが,遺跡に行ってみると他の交通機関も無かったので,そのトゥクトゥクと話し合った結果,2人2時間で600バーツということで話がまとまる.トゥクトゥクの兄ちゃんと“個人旅行-タイ-”によると一人1時間で200バーツが普通というようなことだったので,まぁいいかという感じだった.しかし,アユタヤでは片道ごとにトゥクトゥクに乗った方が安くつきそうだということが後でわかる.ワット・プー・カオ・トンはガイドブックにあるような遺跡では無く,改装したのか,白いきれいな仏塔となっており,少々期待外れ.せっかくですので,上って写真をとっておいたが,あんまり遺跡な感じじゃ無い.猛暑の中,次にワット・プラ・スィー・サンペット,ワット・プラ・マハタートに行って,観光し,写真を撮りまくる.昼食後は

アユタヤの街を散歩し,博物館に向かう.

アユタヤの街では,象に乗る観光客が多く,象が街を闊歩している.一人200バーツだそうだ.象乗り場の近くには,川があり街を一周した象が厠として利用していた.ついでに水浴びもしていた.

歩いて駅の方向へ向かい途中トゥクトゥクと交渉してワット・ヤイ・チャイ・モンコンへいく.ワット・ヤイ・チャイ・モンコンから駅の近くのホテルへ移動しようと歩いてホテルに向かう.ワット・ヤイ・チャイ・モンコンからホテルまで行くのと,ホテルから駅まで行くのと同じくらいの距離と思っていたら大きな間違い.ガイドブックによると駅からホテルまではトゥクトゥクで3分とあったので徒歩10分くらいと思い,ワット・ヤイ・チャイ・モンコンからホテルまでも同じくらいに思えたが,30分強かかる.ホテルから駅までは徒歩1分くらい.さらに,少々道を間違い暑さにやられてえらいことになりかけたが,必死の思いでホテルに辿り着きロビーでくつろぎ咽を潤す.あまり観光マップを信用してはいけないという教訓を確認してしまう.16:05の急行で帰るつもりだったが,その列車は遅れているらしく,16:16の普通に乗るように言われたので,従っておく.2人とも暑い中歩き回ったのでくたくただった.往路は急行だった様ですが,二時間程度走っても10分くらいしかかわらない.バンコクに18:00に到着,次はムエタイを見るため,タクシーでラチャダムノン・スタジアムへ向かう.ガイドブックによると,会場前にはダフ屋のおっちゃん達がうようよしていて,賭け事も行われているし,怖い所と思っていた.ちょっと不安に思いながら到着すると,係りのお姉さんがダフ屋のごとくすぐに声をかけてくれて(日本語がとても上手),チケットを購入,リングサイド席に案内される.リングサイドは外国人ばかりで,静かな雰囲気だったが,2階席,3階席ではタイの人々が賭けに興じているらしい.ムエタイは5ラウンド制で,2ラウンドくらいまでは様子見なのか静かに試合が進むのですが,4ラウンドはえらい喧噪となる.選手の一挙手一投足に対して“オッ”とか“ウッ”という喚声が会場に響く.8試合程見たが,KO勝ちは2試合しかなく,思ったよりKOは少ない.しかし,KOで決まるような時はえらい迫力で,倒れた選手は呼吸が出来る様,口にチューブを突っ込まれ,担架で運ばれて行く.担架で運ばれた選手に気をとられていると,リング上にはすぐに次の選手が登場し,試合前の踊りを舞いはじめ,淡々と進行する.ムエタイを見て,10時くらいにホテルに帰る.アユタヤでくたくたになったこともあり,ホテルのピザ屋でテイクアウトして部屋に帰り,眠気と戦いながら夕食をすます.

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